療養型病院とリハビリはセットになりつつある？

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療養型病院とリハビリはセットになりつつある？

療養型病院とリハビリは同じ法人内にあったり、1つの病院に療養型病棟とリハビリ病棟があったりで、セットになりつつあります。この傾向は、長期の入院患者様をいかに在宅に帰すかという点で重要になってきています。

療養型病院でリハビリを行うことができる？

療養型病院でリハビリを行っているケースが増えています。近年、高齢化社会が進むにつれて、いかに在宅での生活ができるようにするか、在宅に帰すかということが、国全体の問題になっています。

というのも、施設も療養型病院も入院待ちの患者様がいるような状態になっているためです。リハビリは、少しでも機能が回復する 可能性がある患者様に対し、積極的に行っていくようになってきています。

また、リハビリ分野がどんどん進化しており、機械やトレーニングが今までと比べて高度になりつつあります。つまり、リハビリをしっかりと行えば、在宅復帰も可能になるのではないか、というケースが増えているのです。

その部分に携わるのはリハビリ関係の医療従事者になりますが、もちろん看護師もチームの一員として関わります。

療養型病院で勤務する看護師であっても、リハビリに関する知識は身につけていく必要が今後更に増えるでしょう。

療養型病院のリハビリの問題点

療養型病院のリハビリはより進化を遂げ、効果が出やすい簡単なトレーニングなども増えています。こういったことで在宅復帰が可能になる入院患者様が増えることが期待されていますが、現実ではなかなか難しいものがあります。

まず、療養型病院に入院している患者様は、高齢な方が多く、辛いリハビリを受けたがりません。

いくら機能が回復すると言ってもなかなか行わないのです。そうなると、いくらリハビリが進歩していても意味がありません。

そしてもう1つの問題点が、家族が在宅復帰を望んでいるかどうかです。

看護師は入院患者様のご家族と接する機会も多いですが、療養型病院に入院している患者様のご家族は、在宅復帰を望んでいません。在宅での介護ができる状況にないためです。

つまり、リハビリに対して、病院関係者以外誰も望んでいないというケースもあるのです。これでは、いくらリハビリが進歩していても、在宅復帰できる患者様は増えませんよね。

療養型病院のリハビリに看護師として…

療養型病院のリハビリに看護師として関わっていくと考えると、どういった関わりになるのでしょうか？

リハビリに関しては、回復期リハビリテーション病院がメインになっており、療養型病院のリハビリは、リハビリ可能な入院患者様のみに限定されていて、規模も小さいものです。

つまり、看護師はリハビリ専属ではなく、療養病棟での勤務を行いながら、リハビリにも携わっていくことになります。

療養型病院の看護師がリハビリに力を入れようと考えると、仕事が上手くいっていないと感じることが多くなります。というのも、療養型病院ではリハビリの成功が少ないからです。

よって、リハビリを付加価値の業務という認識で行うとやりやすくなります。

そういった感覚でリハビリに取り組むことができると、療養型病院の仕事に関しても、メリハリがついて仕事にやりがいを感じるようになるケースもあります。

完璧を求めると上手くいかないことが多い、ということを肝に銘じ、ある程度力を抜きながら療養型病院のリハビリに関わるようにしましょう。

看護師は療養型病院の中で、リハビリに力を入れている病院を好む傾向があります。やはり、リハビリに力を入れるというのが、在宅復帰を目指した療養型病院のあり方だと感じるためです。

しかし、実際にはリハビリに力を入れている療養型病院はまだまだ少ないです。自分で探そうと思っても結構難しいものです。求人票では、そこまで分からないものが多いですし。

こういった時に看護師転職支援サイトを活用すると、リハビリに力を入れた療養型病院を探すことができます。

看護師転職支援サイトは病院の取り組みや考え方なども、面接に同席する中で聞いています。よって、面接前の事前情報として、リハビリに対しての考え方や取り組んでいることを知ることができます。

きちんとした情報の中で求人を精査することが、後悔のない転職に繋がります。

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