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療養型病院に看護師が新卒で転職(就職)はあり?なし?チェック点と注意点を解説
「療養型病院に看護師が新卒で転職(就職)しても良いのかな?」
新卒看護師は急性期病院で働くのが一般的です。
でも、急性期病院は私には合わない。療養型病院で働きたいという新卒看護師もいますよね。
そんなあなたのために、療養型病院で新卒看護師が転職する時のチェックポイントや注意点を解説していきます。
目次 [目次を隠す]
療養型病院に看護師が新卒で転職するのはあり?なし?
療養型病院に看護師が新卒で転職(就職)するのはありでしょうか?なしでしょうか?
結論から言うと、新卒看護師でも療養型病院に転職(就職)してもOKです。
新卒看護師が療養型病院に転職する上で一番不安なのは、看護スキルに関することでしょう。
「療養型病院では看護スキルを身につけることが難しいって聞いた」
療養型病院で働きたいのに、このような不安を持つ新卒看護師はたくさんいます。
確かに、急性期病院のほうが看護スキルを身につけるスピードは速いです。
また、幅広い看護スキルを身につけることができます。
急性期病院では経験できるけれど、療養型病院では経験できないこともあります。
でも、療養型病院で働く上で必要なスキルは身につけることができます。
「新卒で療養型病院で働くと、何もできない看護師になってしまう」というわけではありません。
だから、療養型病院に新卒で転職するのはありです。
よく考えてみてください。
急性期病院で働いたからといって、何でもできる看護師になれるわけではありません。
内科病棟の看護師はオペ前後の看護は経験できないし、救命救急センターの看護師はがん看護は経験できないのです。
病棟看護師はオペ室看護を経験できませんよね。
こう考えると、新卒看護師が療養型病院で働くのはありだし、経験できない・身につけられないスキルがあっても良いと思いませんか?
療養型病院に看護師が新卒で転職する時のチェックポイント3つ
療養型病院に看護師が新卒で転職(就職)する時には、求人探しをする上での3つのチェックポイントを確認しておきましょう。
新卒看護師が療養型病院に転職(就職)する時には、療養型病院ならどこでも良いというわけではありません。
- 患者さんの医療度
- 新卒看護師の受け入れ実績
- 夜勤体制
この3つのポイントを確認してください。
患者さんの医療度をチェック
療養型病院に新卒看護師が転職する時には、医療度を確認しましょう。
療養型病院によって、どのくらいの医療度の患者さんが入院しているかは異なります。
人工呼吸器をつけていたり、気管切開をしていてインスピロンネブライザーをしている患者さん、胃ろうやストーマ、CV、その他カテーテルが入っている患者さんがいる療養型病院もあれば、酸素投与は良いけれど人工呼吸器はNGという療養型病院もあります。
新卒看護師は医療度が高い患者さんが多い療養型病院を選びましょう 。
そのほうがいろいろな手技・スキルを経験できます。
「人工呼吸器なんて、怖いなぁ」
と思うかもしれません。
大丈夫です。
療養型病院の患者さんは人工呼吸器をつけていても、急性期病院のように急変するリスクは少なく、状態は安定していますので、人工呼吸器管理をしやすいです。
人工呼吸器看護の導入編としては最適と言えます。
新卒看護師の受け入れ実績をチェック
新卒看護師が療養型病院に転職するなら、新卒看護師の受け入れ実績をチェックしましょう。
「新卒でも受け入れています」という療養型病院は少なくありません。
でも、「新卒歓迎」としている療養型病院の中には新卒看護師を受け入れたことがないところも多いんです。
新卒看護師を受け入れたことがない療養型病院は、新卒への指導方法・指導体制が確立されていない可能性があり、入職した後にあなたがつらい思いをするかもしれません。
また、受け入れ実績がない療養型病院の看護師は「新しく入職してくる看護師は、基本的に即戦力」として接してくるかもしれません。
そうすると、「え?この人、何もできないじゃん!」、「なんで新卒なのに療養型病院に転職してきたの?」と思われるリスクがあるのです。
新卒看護師の受け入れ実績がある療養型病院なら、指導方法・指導体制は確立されていて、そこで働く看護師も新卒看護師の受け入れ経験があるので、転職(就職)後はお互いが不快な思いをせずに済みます。
夜勤体制をチェック
療養型病院に新卒看護師が転職(就職)するなら、夜勤体制をチェックしておきましょう。
療養型病院は、夜勤は看護師1人+介護士というケースが多いです。
看護師1人の夜勤だと、困った時に誰にも相談することができませんので、新卒看護師にはおすすめできないんです。
夜勤は看護師2名体制の療養型病院を選びましょう。
療養型病院に看護師が新卒で転職する時の注意点3つ
療養型病院に看護師が新卒で転職(新卒)する時には、3つの注意点があります。
- 自分から積極的に!
- 療養型病院だから楽とは限らない
- 将来の選択肢は狭まることは覚悟して
この3つの注意点をしっかり心に留めておかないと、あとで「こんなはずじゃなかったのに・・・」と後悔することになりかねません。
自分から積極的に!
療養型病院は、急性期病院よりも処置が少なく、看護スキルを身につける機会は少ないです。
だから、新卒看護師は急性期病院のほうが良いと言われるんですね。
でも、機会は少ないですが、療養型病院でも処置はあります。
その少ない機会を逃さないためには、自分から積極的に「この処置があったら、見学させてください(私にやらせてください)」と師長や先輩にアピールしておきましょう。
日ごろから積極的にアピールしておけば、その処置をやる時に、師長や先輩から声をかけてもらえます。
また、アピールしておけば、「この子は急性期ではなく療養型病院を選んだけれど、やる気はあるんだな」と思ってもらえます。
療養型病院だから楽とは限らない
「療養型病院は急性期よりも楽だから」という理由で、療養型病院を選ぶ新卒看護師もいると思います。
確かに、療養型病院は急性期よりも楽な部分はあります。
重症患者が少なくて、急変リスクが少ないので、張り詰めた緊張感はありませんし、介護士さんが多めに配置されているので、看護師は看護業務に専念できます。
でも、楽に働けると決まったわけではありません。
療養型病院は看護師1人当たりの受け持ち患者数が多いので、時間に追われながら働くことも多いです。
だから、療養型病院でも忙しいことは覚悟しておきましょう。
将来の選択肢は狭まることは覚悟して
新卒看護師が療養型病院に転職(就職)するのはありです。
ただ、将来の選択肢が狭まることは覚悟しておきましょう。
何度も説明しているように、療養型病院で身につけられる看護スキルは急性期病院に比べると少ないです。
また、急変も少ないし、急変しても蘇生処置をすることはなく、そのままお看取りすることが多く、急変対応を学ぶこともできません。
急性期病院だと、急変以外にも検査やオペ出し、緊急入院などなど突発的なことがどんどん発生しますが、療養型病院ではそのようなことは少なく、ルーティンワークが基本になります。
そのため、新卒看護師が療養型病院に転職(就職)した場合、将来的に急性期病院に転職するのはかなり厳しくなります。
急性期病院で働くのが不可能というわけではありませんが、かなり苦労することは覚悟しておきましょう。
急性期から療養型に転職するのはスムーズなのですが、療養型から急性期に転職するのは大変なんです。
新卒看護師が療養型病院に転職(就職)すると、将来の選択肢は狭くなりますが、「私はずっと療養型病院で良い。急性期で働く可能性は皆無!」と決めているなら、問題はありません。
療養型病院に看護師が新卒で転職したいなら、ケアミックス病院も候補に入れてみては?
療養型病院に看護師が新卒で転職(就職)を考えているけれど、看護スキルが身につけにくいことや将来の選択肢が狭くなることに不安を持っているなら、ケアミックス病院への転職・就職を候補に入れてみてはいかがでしょうか?
急性期病棟と療養型病棟のケアミックス病院なら、療養型病棟で働きつつも、急性期看護の研修を受けることができます。
また、「やっぱり急性期も経験しておきたいかも」と思ったら、転職する必要はなく、異動すれば良いので簡単ですよね。
だから、新卒看護師が療養型病院に転職(就職)したいと思っているなら、療養型病院だけでなく、ケアミックス病院も転職先(就職先)の候補に入れてみると良いでしょう。
まとめ
療養型病院に看護師が新卒で転職(就職)を考えているなら、看護師転職サイトを使いましょう。
看護師転職サイトなら、患者さんの医療度や新卒の受け入れ実績の有無、詳しい指導・教育体制、夜勤体制などを担当者が調べてくれますので、新卒でも安心して転職できる療養型病院の求人を紹介してもらえます。
また、ケアミックス病院に新卒看護師が自力で転職する場合、「新卒だから急性期」と自動的に配属になってしまうリスクがありますが、看護師転職サイトを使えば、担当者があらかじめ配属交渉をしてくれるので、「採用なら療養型病棟に配属」という約束で採用試験を受けることができるのです。
看護師転職サイトは、新卒看護師の就職にも使うことができますので、すでに看護師免許を持っている新卒看護師も免許取得見込みの人も、気軽に登録してみてください。
老人ホームの看護師求人に強い転職サイトは!?
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執筆者情報
老人ホームの看護師 求人と転職について、ご案内いたします!編集部
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